「お金儲けについて」の論

もしも、あなたがお金を儲けようと思うのなら、こうすればいい。

お金を儲けようとしないで、人が大よろこびすることを考え、どうしてもお金をとらないといけない状況になるまで、無料にすること。

 

無料にする理由は、あなたが勉強をする間、お金を支払うつもりでやるためである。

 

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「人がよろこぶ」という、大前提。

「どうしてもお金をもらわないといけない状況」というのは、人が集まり過ぎて、有料にしないと困ってくる場合。

それがお金儲けの基本であり、そうでない場合、たいてい人がいなくなってその商売は終わる。

なぜなら、たいして人によろこばれない商売を、うまいことおこなおうとする頭ばかりを働かせ、「人がよろこぶ」という大前提を忘れるからである。

 

あなたがお金を払うということを考えればわかるように、お金というのは、払いたくないものである。

だから、払いたいと思うその考えをつくり出したいのであれば、それは途方もない計画を立てるということになる。

お金を払いたいというように仕向けるというのは、実は途方もない計画であって、それは例えば、人気そのものや、有名な作品に対するプレミアのようなものをつくり出すことに等しい。

つまり、「お金があったらこれが欲しい」と思うものの一つになるという感覚は、あなたが万に一つそのようなブランドをつくり上げるに等しいものであって、気軽にお金を払うというものにはなり得ない。

 

まず生活費を支払い、必要なお金を計算して生きている人間が、あなたのサービスや商品を知った上において、「たくさんの人がこのサービスや商品を欲しているため、お金を払う必要をもっているのだ」という納得をもって、はじめてお金を支払おうとする。

それは、あなたが決めた金額に、その価値を見出した人々が、その後だいたいの値を決めてくれる。

 

お金を払ってもらえない状況というのは、その商品価値がないからというよりも、売り手の熱意がないという理由によるものが大きい。

自分がお金をつくり出すということは、商品やサービスを考え出すということであるけれども、商品やサービスというのは、「それをいかに便利に提供するか」という段階の案であって、ほとんどの場合は、それよりも自分がひねり出すアイディアが勝負となる。

お金を儲けるというときには、自分がいかにアイディアを出すのかということが、勝負になるのだということ。

 

必要になるのは、質のいいアイディアではなく、ある程度の質をもった大量の案 である。

それを出せない人間は、何をやっても、商売に結びつけることができない。

 

ある人は、この案を100個思いつき、ある人は、この案を1000個思いつく。
どちらが、いい案を形にするのかというと、1000個思いついた者である。

なぜなら、1000個思いつく者は、999の案を捨てることができるため。

商売とかサービスというものは、次に次にと移り変わる市場や時代の流れに沿って、捨てられるものを多くもっている者が、勝つのである。

 

2000のアイディアをもつ者は、そのほとんどを捨てることができる。

金を持つ者とは、その金がなくなったときに、新たに多くの金をつくり出す方法を、いくつも知っている者である。

一つや二つのアイディアをもって「金が欲しい」と嘆く者よ、己の未熟さを知るがいい。

 

あなたが、一つか二つの案をもって大金持ちになる日はこない。

お金を自分のものにしたいなら、「お金を儲ける方法」を学ぶのではなく、人が大よろこびするアイディアを、大量に出すのがいい。

 

あなたがそうすることによって、お金が儲かる頃には、あなたにお礼を言う人が増えている。

そういうことをしようと思っていない者は、いつか廃れていくのだろう。

 

さらに理解を深めるために、次項にも語ろう。