全身全霊をもっておこなう

あなたが「うまくいかない」と考えているすべてのことは、あなたが、あなたの納得に向かっていないために、そう感じるものである。

あなたは、自分の「大切な気持ち」を、大切にすることができていないからこそ、「うまくいかない」と感じるのだということに、気づかなければならない。

 

うまくいかない「行動パターン」というのは、自分の満たされない気持ちに対するもどかしさ・不愉快・理解のなさ・混乱から、自らが起こしている矛盾なのである。

 

スポンサーリンク

自分が、「強くなる」ことを考える。

例えば、自分のことを認めてもらえないことがあったとして、
「これまでの発言を取り消すと、相手に言わせたい。」
「その考えは間違っているとして、認めさせたい。」
というような考えを巡らせ、相手を責めているということはないだろうか?

 

あなたはそのとき、あなたの本来の目的からそれた望みをもち、その「大切な気持ち」という貴重な部分を無防備に敵陣にさらして、明け渡す行為をしている。

そういったときにあなたが認めてもらえない理由というのは、自分が何を目的としているのかを見失っている姿が、他人にとって迷惑であったり、重要に感じなかったり、子供のように駄々をこねていたりするように見えるからである。

 

ではそんなとき、いったいどのように自分の目的に沿った考えをもって、「うまくいく結果」にたどり着くことができるのだろう?

 

自分の、現在の力の及ばぬ問題を解決したいと考えるとき、あなたがおこなうべきは、その大きな問題に立ち向かうことではなく、その大きな問題に立ち向かえない自分を、大きくしようとすることである。

あなたが本来の目的を果たすためには、「きちんと認められる自分に変わる」ということを考えなければならない。

 

そう考えることなく、「何がいけないのかわからない」というふうに、あなたが「うまくいかない原因」についての考えを、あなた以外のところにもっていこうとするのであれば、現在の自分の弱さを、「弱さ」として見ることができていない状態にある。

まるで「弱くない自分」を演じるかのように振る舞い、本当の意味で問題を解決しようとしないところに進もうとしているのである。

 

あなたが「うまくいかない」という結果を感じるとき、「自分は、何を大切にしているのか」と見まわしてみれば、あなたがその貴重なものを抱えていないことに気づくはず。

守るべき「大切な気持ち」はそんなとき、あなたのいる場所から大いに離れたところで、泣いている。

 

大切なものを、いったいどこに放り出してきたのだろう?

「うまくいかない」と感じるのは、当然ではないか。

 

あなたは、最も大切にしたい、その弱い部分から離れてはいけない。

その大切なところを抱えながら歩む ということを考えない限り、あなたが「うまくいく」と感じることなどないのである。

 

「うまくいかない」と感じることとは、あなたが、あなたの納得に向かっていないためにそう感じている、あなただけの問題なのだという、根本的なことを理解していなければならない。

あなた以外の人にはわからないことを、あなたが説明し、守る努力をし、その反対意見を処理し、トラブルを解決し、あなたの目的を、最初から最後まで見失わずにいれば、あなたの「大切な気持ち」のことを考えてもらうことはできると思う。

「大切な気持ち」を大切にするということは、そのようにあなたが全身全霊をもっておこなうべきことであり、弱いということを知っている自分が、「強くなる」ことを考えるということである。

 

「強くなる」ということは、折れない・ブレない・間違わないということ。

「弱点を克服するための努力をする」ということではなく、弱く脆い部分を、あなたが最も大切にしたい部分として、守っていける力を身につけるということなのだ。

 

もしも「うまくいく」と感じる結果が訪れるとすれば、あなたは、その大切な心を抱いたまま、にっこりと微笑んでいることだろう。

自分の大切にしたい気持ちを、肌身離さずもつための努力を選択することができるのなら、あなたの考えがスムーズになることは、間違いない。

 

あなたが、努力をするというときに必要なのは、「苦しみへの決意」ではなく、自らが知り得なかった世界へ目を向けるということである。

さらに理解を深めるために、次項にも語ろう。