「何を変えるべきか」と自分に問う

誰もが、自分の「行動パターン」の結果、うまくいっていないと感じていることを、「うまくいかせたい」と思っている。

しかし多くの人は、自分の求めている結果はこうではないと思うにもかかわらず、自分の求めている変化を、求めようとはしていない。

 

あなたは、その「結果」を、自ら選んでいるのだと知らなければならない。

そのパターンを変えられない理由とは、あなたが、「自分の大切な気持ちを変えなければならないのではないか」と恐れるためである。

 

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大切な気持ちは、変えなくていい。

あなたは、自分の「行動パターン」を、変えたいと思うだろうか?

 

実のところ、あなたは、その「行動パターン」を変えたいわけではないと思う。

あなたにとってうまくいかないことを、うまくいかせたいのに、どうしてそのパターンを変化させようとしないのだろう?

 

「何がいけないのか」と考えるとき、人はたいてい、「自分以外の何かが、うまくいかない原因である」とみなす。

なぜなら、いつも「その行動の結果は、うまくいく」と信じておこなっていることが、うまくいっていないからである。

 

自分の思うように考え、行動し、その結果が伴うべきである、と信じるあなたが変えたいのは、常にその、うまくいかない「結果」のみである。

そうではないだろうか?

 

しかし、あなたにもわかっているように、その「結果がうまくいく」と信じておこなう同じパターンの行動とは、同じようにうまくいかない「結果」を生むことになる。

あなたの「結果」が変わらない理由とは、そこで同じパターンを繰り返しているか、もしくは「ほんの少し、行動を変えてみればいい」としか考えないためである。

 

ところが、行動のパターンというのは、それのみで成り立っているのではなく、あなたの考え方のパターンに沿って決まってくるものなのだ。

あなたの考えの道筋が、いつも同じであるから、その考えに従った行動とは、常に同じパターンになっていくのである。

つまり、あなたが変えられるのは、「行動」でも「結果」でもなく「考え」なのかもしれないと、とらえずにいる限り、何も変わらない。

 

「結果が伴わない原因は、あなたの考えにある」と指摘されたなら、あなたは反発したくなるだろう。

あなたの反発とは、常にその「考え」の痛いところを突かれたときに起こる。

多くの人は、痛いところを突かれまいとし、その「考え」の大切な部分を深く閉じ込め、隠そうとする傾向にある。

 

あなたは、その「考え」の部分に、自分が「非常に大切にしたいもの」をもっている。

つまり、そこが、あなたの「弱み」なのである。

 

人は、自分が傷つくことを恐れ、自分の弱いところをさらけ出すことも、「弱くてもいいだろう」と、開き直ることもしたくない。

そしてその「大切な気持ち」を奪われまいとし、うまくいかない「行動パターン」を繰り返している。

ならば、その恐れを捨てるために、大切な気持ちをもちつつ、何を変えるべきなのかと自分に問うてみること。

 

「大切な気持ち」は、変えなくていい。

必要なのは、「もう同じ行動パターンを繰り返さないぞ」と誓うことではなく、その気持ちを大切にする意思をきちんともつという判断に踏み切ることである。

 

「うまくいかない」と感じるとき、あなたは「考え」の段階で、自分の「大切な気持ち」を大切にしようとする目的からそれているのだ。

うまくいかないこととは、自分の大切にしたい気持ちに沿った行動をしているにもかかわらず起こるものではなく、必ず、その気持ちを大切にするための行動を、あなたがしなかった「結果」と言える。

 

その「大切な気持ち」を大切にするということを、あなたの全身全霊をもっておこなうのなら、あなたはこれから、その大切な目的に向かうということを始めることができる。

さらに理解を深めるために、次項にも語ろう。