「知らなかった世界」に向かう

あなたが「うまくいかない」と感じるとき、あなたの態度は、相手にとって矛盾したものに見えていることが多い。

 

「うまくいかないこと」を、うまくいかせようとして奮闘しているあなたに対し、相手は「こうしてみてはいかが?」という案をあなたが聞き入れれば、うまくいくと考えている。

なぜなら相手はすでに、「もしもそう思っているのならこうであるはず」と思う予想に反した行動をあなたがとっていることについて、驚いているため。

 

あなたは、そういった多くの反応や、人々の態度から受けたものによって結果を判断し、「うまくいかない」ということを感じているのである。

 

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向かったことのない、場所に向かおう。

あなたは、自分の態度の矛盾を正し、「相手の満足を得る」ということを、考えてみたことがあるだろうか。

 

「相手の満足を得ること」をすれば、「自分の満足を得ること」ができないと、考えているのではないだろうか?

「相手の思う通りにすれば、自分は駄目になる・損になる・おかしくなる・目的を果たせなくなる」として物事をとらえていることが、あるのではないだろうか。

 

だが、あなたが「嫌だ」と感じることを、無理におこなわせ、あなたをいじめようとして案を出す人はあまりいない。

そもそもあなたが、失いたくないはずの「大切な気持ち」を相手にぶつけるという矛盾した行為をしているから、「それは私にとって大切ではない」と相手に払いのけられ、苦しんでいたということはないだろうか?

 

うまくいく」ということは、「あなたの矛盾を感じさせない」ということであるのに、相手に不快な想いを与えることによって、「うまくいかない」と感じていることがあるのではないかと考えてみて欲しい。

あなたがこれまで、「自分の満足」が「相手の満足」とはイコールではないと考えていたことさえ、あなたの誤解であるのかもしれないと、見直してみて欲しいと思う。

あなたがいつも感じてしまう「うまくいかない結果」について、もしもあなたのスパイラルを抜ける出口が見つからぬということに辟易しているのなら、一度、向かったことのない場所に向かおうとするべき。

 

あなたの「大切な気持ち」は、相手にぶつけてはいけない。

あなたの大切なものは、あなたが抱えたまま、一度も向かったことのない出口に近づいてみれば、あなたの「知らなかった世界」がそこから先に続いている。

 

もしも、あなたが「うまくいかないこと」について、「うまくいく方法がわからない」といった悩みをもっているのなら、頑なに閉ざしている方向に「愛」があることが多いのである。

これまで、どこにも出口のないように思えたその空間の中、唯一の出口が、あなたの最も考えにくいところにあったのだとすれば、あなたは、とんでもない誤解をしていることになる。

 

どうして「これまで頑なに、その態度を変えずにいたことが、うまくいかない原因である」などと、理解できよう。

あなたは、自ら「うまくいく出口」を避けているなどと、思いたくはないだろう。

 

しかし、答えはそこにしかない。

あなたが「うまくいかない」と思っていたことを、うまくいかせようと思うのなら、「あなたの大切なものを差し出さねばならない」と誤解するのをやめて、「相手や状況が求めていることを差し出そうとする」こと。

実のところ、それを一度でも試してみようとするのなら、あなたは、「うまくいかないスパイラル」から抜け出せる。

 

あなたが態度を変えることによって、あなたが得られることは、

  • 「相手の度量の大きさ」ではなく、「あなたの度量の大きさ」である。
  • 「相手の自尊心を持ち上げる」ことではなく、「相手の感謝を得る」ことである。
  • 「相手の間違いを指摘できない」ことではなく、「自分の正しい道を得る」ことである。
  • 「相手の意見に従う」ことではなく、あなたにとって、「相手がこれ以上、邪魔にならなくなる」ということである。

 

新しい「行動パターン」をとるときには、あなたの想像を超えることが待っている。

「何をしても、うまくいくまい」として考えているあなたの頭の中にあることは、現在のところ、ただの想像に過ぎない。

 

あなたが「知らなかった世界」は、あなたの「想像の範囲」にはない。

しかしその世界を知るまであなたは、「想像の範囲」で考えている。

 

「うまくいく」という結果を見たいならば、「想像の範囲」で物事を判断するのをやめて、「その想像を超える」というところを考えてみなければならない。

さらに理解を深めるために、次項にも語ろう。