なぜ「つらい」と感じるのか

あなたが「つらい」という感情を感じるとき、あなたは反射的に、そのとき見ているものや、考えている対象に注目し、それが要因であると考えてしまうかもしれません。

しかし、その外的要因に注目し、なんとかしようと奮闘しても、「つらい」という感情は、おさまってくれません。

 

なぜなら、あなたが「なんとかしよう」と考えてしまうその対象は、あなたのつらさを生み出している本当の原因ではないからです。
常に「感情」に注意を払う 参照)

 

それでは、どうすればあなたの「つらい」という感情をなくすことができるのでしょうか。

それを理解するためには、まず、

私たちがなぜ「つらい」という感情を感じるのか、ということを理解する必要があります。

 

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あなたにとっての、大切な合図。

あなたはなぜ、「つらい」と感じるのでしょう?

その理由は、あなたが「つらくなくなる」ためです。

 

もしもあなたに「つらい」という感情がなければ、あなたには、「つらくなくなろう」とする気持ちが沸いてこないことでしょう。

「おなかがすいた」とか、「同じ姿勢でいたため、身体が痛くなってきた」とか、「考え過ぎて、頭が痛くなってきた」ということが起こっても、あなたがそれを「つらい」と感じなければ、そのまま何もしないでいるかもしれません。

あなたは、いつも、「つらい」という気持ちを原動力として、立ち上がることを選んでいるのです。

 

ネガティブな「感情」は、あなたにとっての「合図」です。

「合図」がなければ、あなたは、自分のやりたいことが何であるのかさえ、わからなくなってしまいます。

あなたは「感情」を生み、そして同時に「動機」を与えられています。

 

「感情」は、あなたを最も大きく揺るがす力をもっており、「つらい」という感情は、あなたがいまの状態を変える必要があるために起こります。

あなたはそれを、「つらい」と感じることにより、幸せやよろこびを求めるようにできているのだ というふうに理解すればいいだけです。

 

しかし、できればネガティブを感じることなく、ずっと「いい気分」を感じていたいものですね。

私たちは、ポジティブな「感情」だけを、自分の原動力とすることはできないのでしょうか。

 

考えてみてください。

たとえどんなにいいことが続いていたとしても、人は退屈し、幸せに慣れ、飽きて、情熱を求めたくなり、次なる楽しみが欲しいと考えます。

 

つまり、「つらい」と感じる度合いが、たとえ「退屈」程度のものであれ、酷く感じられるものであれ、人は「つらい」と感じることを原動力として立ち上がるのであり、それが物事の順序なのです。

このことを理解していなければ、あなたは「つらい」という「感情」そのものにとらわれてしまい、その「感情」をなんとかしようとして外的要因を排除しようとする行動を繰り返してしまうかもしれません。

 

「つらい」という感情そのものを、感じないようにしようとする必要はありません。

その「感情」は、あなたにいろいろなことを気づかせてくれる、大切な合図です。

 

あなたが「つらい」と感じるときには、その「感情」をおさめてやり、「つらくなくなる」ために動き出す必要があるのです。

次項で詳しく説明していきましょう。