自分を認めて尊重する

あなたがつらい「感情」を覚えるとき、あなたが本当に求めていることというのは、どんなことでしょう?

 

細かいことはいろいろあると思いますが、あなたが最も望んでいるのは、
「自分自身が尊重され、気持ちよく幸せに生きられること」であると言えるのではないでしょうか。

 

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誰もが、それを望んでいる。

あなたの心に切ない「感情」が広がっているとき、あなたは自分の意見やこれまでおこなってきたこと・いま考えていることを尊重してもらい、ずっと重ねてきた努力が報われることを願い、自分をもっと認めてもらい、優しく扱って欲しいと思っているはずです。

 

ここで大切なことは、誰もが皆それぞれにそう思っているのだということ。

あなたはいったい誰に、そのことを認めて欲しいのでしょうか?

 

あなたが心の中で、「自分自身が尊重されていない」と感じているとき、実のところ最もあなたを尊重していないのは、あなた自身です。

あなたが「気持ちよく、幸せに生きられない」と感じているとき、最もあなたの「気分」を害しているのは、あなたの「思考」なのですから。

あなたはまず、自分の意見やこれまでおこなってきたこと・いま考えていることを自分自身で尊重し、ずっと努力してきたことが報われることを信じ、自分自身をもっと認め、優しく扱い始める必要があるのです。

 

「もしもこの人が、親が、家族が、先生が、みんなが、もっと自分のことを認めて、尊重して扱ってくれたなら、私はもっといい気分で幸せに生きられるのに」

私たちはよくこんなふうに考えがちですが、この理論で言えば、誰かが、親が、家族が、先生が、みんなが、あなたのことを尊重してくれない限り、あなたは自分自身のことを認められないということになります。

自分を尊重するのが、すべての他人に認められた後でなければならないなら、いつまでたっても自分で自分を尊重する順番はやってきません。

 

そのようなときあなたは、自分が自分で、自分自身を認めることなどよりも、他人に認めてもらえるほうが重要で、必要なことだと考えているのかもしれません。

ですが本当は、あなた自身が自分のことを認めて尊重することさえできたなら、他の誰かに認めてもらう必要性などまったく感じない安らかな心と、あなたが本来望んでいる気持ちの良い幸せを手に入れることができるのではないでしょうか。

 

ここで、少し考えてみましょう。

世の中には、人にとても尊重される人と、あまり尊重されない人がいます。

あなたが文句を言いたいような人と、文句など言えないと感じる人がいますよね。

 

それは単に「文句を言うのが怖いから」だということではなく、その人がどこか立派でしっかりした人だから、「文句などは言えない」と感じる人のことです。

このような「感じ方」の違いは、いったいどこからやってくるのでしょうか。

 

同じおこないをしていても、責められる人と許されている人がいますね。
同じ結果になっても、信用をすっかり失う人と、そうでない人がいます。

なぜだか立派なこの人のことだから、深い洞察があってのことではないかと尊重してもらえる人がいるのは、いったいどうしてなのでしょうか?

 

実は、他人が自分のことを尊重してくれる分量というのは、自分が自分自身を尊重している分量に比例しているのです。

その人が自分自身をどのように考え、扱っているのかということが、そのまま他人に伝わるため、あなたは自分が思っているとおりの扱いを受けるということになるのです。

 

あなたが誰かに「私は尊重されていない」と憤慨し、尊重されることを求めるとき、あなたは自分自身が「こんなふうに尊重されていない」という主観的な判断をもってそうしています。

つまり「私はこういう理由で、尊重されていない。」と自分で判断を下し、「私はダメだ。こんなふうにダメだとあなたは思っているはずだ。」「私はこんなふうにダメなのではないと認めて、尊重して欲しいのです。」と訴えているあなたを見ると、他の人には、

「ああ、この人は、この人が考えているとおり、ダメなのだな」というふうに伝わり、そのように扱われてしまうということです。

 

しかし、何があっても自分のことをダメだなんて思わなければ、そんなふうに扱われることはありません。
たとえ誰かに「あなたはこんなふうにダメなのだ」ということをどれほどののしられるようなことがあったとしても、

「そうですか。あなたがそんなふうに思っているのはわかりました。でも私は、自分自身のことをそんなふうにダメなのだとは思いませんよ。」という態度でいるあなたを見みれば、他の人には、

「ああ、この人はダメな人ではないようだから、文句を言えないのだな」とか、「ダメなのはこの人ではなく、ののしっているほうの人なのだろうな」とかそんなふうに伝わり、そのように扱われるということなのです。

 

自分で自分を認められたら、他の誰かに認めてもらう必要はなくなります。

あなたは、本当は自分自身に認められ、尊重されたかったのだということに気づくことができたなら、今日から自分自身が最もそのように扱って欲しいと思うような態度で自分を優しく、丁寧に扱い始めましょう。

 

本当のあなたはいつも、あなたが「本当の自分」に戻ることを望んでいるのです。

次項で詳しく説明していきましょう。

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