「嫌な人」のことや「嫌な状況」に関心を向けて、嫌なことを考え続けている・・・ということはありませんか?
あなたが嫌なことからは、関心をそらすのが正解です。
それはあなたにとって、「嫌なこと」なのですから。
確かに、人生には「嫌なこと」をしなければならない時期もあるかもしれません。
ですが、一時的に「嫌なこと」をするべき・・・という判断が必要になったとしても、あなたはその「嫌なこと」に関心を向け続けているべきではないのです。
望んでいることに、頭を切り替えよう。
あなたが本当にストレスをなくして「いい気分」になりたいのなら、
「望んでいないこと」について考え続けようとするのをやめて、まったく別のことに頭を切り替えようとする必要があります。
ストレスが生まれるのは、あなた自身が本当は考えたくもないことを、考えているからです。
嫌なことや、嫌な人・あなたが望まない状況について、「考えては否定する」という行為を頭の中で繰り返しているからです。
あなたが「望んでいないこと」を考えるとき、あなたの「気分」は悪くなります。
あなたの「気分」が悪くなっているのは、「それ以上、そんなふうに考えないほうがいい」という合図です。
あなたの「気分」が悪くなることによって、あなたが「望んでいないこと」を考えてしまっているのだということに気づいたなら、その考えからは関心を移そうとしてください。
あなたが不愉快だと思うことに遭遇したら、できるだけ早くその場を去ることを目標とし、あなたが嫌いな人に出会ったら、まるで初めて見かけた人であるかのように無関心になってみてください。
あなたが「望んでいないこと」に対して無関心になるために、他の誰の許可も、誰との対立も必要ありません。
誰かと争いになったときのための予行演習も、文句を言われたときのための言い訳も必要ありません。
あなたが電車に乗っているときに、隣の車両に乗っている知らない人のことを考える必要がないように、あなたが「望んでいないこと」については、ただ無関心になればいいのです。
そうすることが難しいと思うのだとすれば、それはあなたが「望んでいること」について考えようとしていないからです。
「望んでいないことを考えないようにしよう」とすれば、当然、望んでいないことを考えてしまうことになります。
「考えないようにする」のではなく、「代わりに考えるべきこと」を決めて、そちらのほうに関心を向けようとするのです。
これまで考えていたこととはまったく別のこと・自分自身のためになること・きちんと行動に移せるようなことを、考えていくことにしましょう。
あなたの生活から余計なストレスがどんどんなくなっていき、あなたにとって「本当に有益なことを実行している」と実感できる時間がどんどん増えていったなら、どんなに素晴らしいことか、想像してみてください。
周りで何が起こっていようとも、あなたは「望んでいることのほう」に関心を向ける習慣を身につけ、やる気にあふれることができるはずです。
この講座は、そんなふうにあなたが「いい気分」を実体験することを目的としています。
それでは、今後あなたの「気分」が悪くなってしまったときに、一番最初に思い出していただきたい『ストレス緊急対策』として活用できるよう、「5分で気分が良くなる対策」に進んでいきましょう!
あなたが「いい気分」になること、それが目標です。