「苦手な人」にさようなら

あなたが誰かのことを「苦手な人」だと感じるとき、あなたはその人のことを、『自分にとって、やっかいな存在』だと判断していることでしょう。

つまり、たとえ今日会ったばかりの人であっても、昨日まで愛していたはずの人さえも、あなたに不快な感情を与えようとする人こそが、今後あなたにとって「苦手な人」という立場になり得ます。

 

あなたが「苦手」と思っている人ならば、向こうもあなたのことを「苦手だ」と思っているかもしれませんね。

但し、あなたに不快な感情を与えるような態度をする人は、あなたに不快な感情を与えようとしているのではなく、単にその人自身が不快だから、そのような態度をしているのです。

 

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相手は、自分自身のことで精一杯。

誰かの態度や機嫌が悪いのは、あなたのせいではありません。

あなただって、機嫌が悪いときには、誰かに八つ当たりしたくもなるでしょう。

機嫌が悪い人と、あなたとの間にある真理を、客観的に眺めてみてください。

 

相手は勝手に不快感を感じさせる態度をかもしだしており、あなたは勝手に相手を「苦手な人だ」と感じ始めます。

そしてその意識は黙っていても相手に伝わり、あなたと相手のネガティブな心理状況が同調して、悪循環が起こり始めます。

このとき、相手の態度を変えさせようとしたり、「正しさ」や「優劣」を争って勝とうとしたりすることで、人間関係が改善することはあり得ません。

 

相手は、あなたと同じように、自分自身の感情に対処することだけで精一杯 なのです。

あなたが目指すべきなのは、どのような人が、どこにいようとも、どうであろうとも、あなたが「いい気分」で過ごせるようになることです。

そのためにあなたが気をつけるべきことは、「相手の心理状況に影響されないようにする」ことだけでいいのです。

 

たとえ相手がどんな人であったとしても、あなたについての決定権は、常にあなたにあります。

人と話をするときには、あなたにとって重要なこと・あなたが「いい気分」でいるために必要であることに思考を向けるようにしましょう。

相手の考えや、ネガティブな言葉に引きずられないこと。

 

もしも誰かからのネガティブな一撃を受けたなら、下記のことを、思い出してください。

●相手の言うことに従う必要はない。
●相手の言動を変えようとする必要はない。
●自分の正しさを証明する必要はない。
●相手がどう思っているのかは重要ではない。
●相手が選択すべき領域に踏み込むことはできない。
●相手がネガティブであることは自分には関係ない。

 

相手に対して、反発したり口論になったりというネガティブな反応を選択しそうになったら、すぐにこのことを思い出すことができるようになりましょう。

ほとんどの場合、誰かがネガティブなときには、あなたがそこに焦点をあてないでいることによって、出来事は流れていくはずです。

 

しかし相手があなたに何かを要求しているときには、まずは相手が自分に対して、何を必要としているのかということを、穏やかな気持ちで確認してみましょう。

相手の考えをよく理解しようと努め、それに対してどのように対応するのかは、あなたが判断して決めるのです。

相手のペースにまきこまれそうになっている自分を感じたら、何をどのように対応するかということを、あなたが決めるための時間がどのくらいあるのかを確認し、早急に答えを出すのを控えましょう。

 

もしもあなたに余裕があり、可能であると判断するならば、相手が望んでいるものを渡してあげてください。

あなたが心地よい状態を維持していて、その意思が揺るがないものであり、すべての人に愛をもって接する余裕があったなら、相手の言葉にまどわされず、相手が最も必要としているものを、その場で与えることさえ可能になるでしょう。

あなたの先行的な目標が、いつも「いい気分でいること」であるならば、相手がネガティブな状況であることを察知すれば素早く意識を高め、その心理状況に決して同調するまいとリラックスし、災難からひょいと身をかわすことができるようになるのです。

 

どんなときにも大切なのは、あなたの目標を確認するということです。

次項で詳しく説明していきましょう。