あなたの「目標」を達成するための時間が、どのくらい必要であるのかを、考えてみてください。
その「目標」は、すぐに達成しそうでしょうか?
しばらくかかりそうに思えるでしょうか?
それとも、まったく先の見えないものでしょうか?
あなたの「目標」を達成する見通しが立たないときには、あなたが長期的に考える「目的」と、計画性が必要になります。
あなたの「目的」を、確認しよう。
さて、計画を立てて物事を進めようとするとき、私たちはまず最初に大きな「目標」をもち、そこに向かってカ強く前進するべきだと考える傾向にあります。
しかし、そのように計画を立て始めては、自分の生きがいを見出せるものの決定に悩み、途中にある苦しみにとらわれて、先が見えずに断念することも少なくありません。
このように、人生における大きな計画を、うまく立てられないと感じるときには、素晴らしい「目標」をもつことにこだわるのをやめて、あなたの「目的」について考えてみてください。
物理的な何かを手に入れようとしたり、漠然としたイメージをもって進めようとするのではなく、あなたの気持ちを満足させることを「目的」にすることを、考えてみましょう。
あなたが、「このような気持ちを味わえるようになる」ということを、「目的」にするのです。
私たちはまず、現在の「不快」なところを、「快」に変えるということを動機として、「目標」を達成したいと考え始めます。
つまり、あなたにとって現在「辛い(つらい)」と感じることがあるならば、「つらくない気持ち」を「目的」にする ということです。
その気持ちを満たすために、できることは何かを日々考え始めれば、あなたの「目的」に沿うという行動基準を不動のものとすることになるため、ブレることを防げます。
あなたが満足できる計画を立てたいならば、「このような行動をする」ということを決めるよりも、「こんな気持ちを存分に味わいたい」という「目的」をもって、あなたの考えを不動にしてしまいましょう。
「目的」とする気持ちのあり方を決めるなら、「目標」や「手段」は、あなたの考えを上回るものとなってそこに現れてくるはずです。
あなたが、望んでいる道を「進む」ということを実践すれば、「目標」としていたいことは次々と変わっていき、「こうなりたい」という想いは、増えていくのがわかることでしょう。
(あなたの「目標」を確認する 参照)
まずはあなたの「目的」に沿って物事を考えるようにし、今日の1日を、その「目的」のために有効的に使うことを開始していきましょう。
何かを開始しようとするときには、「もたもた準備しようとしない」ということが、大切になります。
次項で詳しく説明していきましょう。