あなたが、本当に望んでいる方向に進んでいくために、「自分自身にお願いしたいこと」は、何ですか?
あなたが「自分」にお願いするべきことは、「もっと、がんばって欲しい」ということではなく、あなたが真の望みに向かえるようになるために、「力になって欲しい」ということです。
「私と一緒になって辛い(つらい)と感じたり、怖がったり、不安を与えたりするのではなく、助けて欲しいのだ」と、お願いしてみてください。
さて、あなたがそれを「自分」にお願いしたからには、次にあなたがするべきことは、「助けるほうの自分」になるということです。
「自分」のために、できること。
いま、あなたの目の前に、あなた自身がいるのだと、想像してみてください。
あなたは、あなた自身に、どのような声をかけたいと思うでしょうか。
あなたは、あなた自身がこれまで、どのように思い、過ごしてきたかということをすべて理解している、唯一の人間です。
まずは、現在の状況がどうであれ、あなた自身が、とてもよくがんばってきたのだということに、気づいてあげてください。
そのように、「いい気分」になれないことを抱えている自分は、「困った者」でも、「ダメな者」でもなく、あなたにとってはただ、「かわいそう」であるはず。
あなたは、「助けるほうの自分」となって、あなたにできる、精一杯のことをしてあげることにしましょう。
あなたはこれから、あなた自身の真の望みについて、自分自身にきちんと理解してもらい、できる限りスムーズに幸せやよろこびを感じる道へと進んでもらう必要があります。
「私は、どんなことがあっても、私自身を助ける。」と、心に決めてあげてください。
「私」がどれほどつらくても、怖くても、最後には救ってあげる人であるのが、あなたです。
さて、これからあなたは、自分を救うために、変化を起こそうとしなければなりません。
あなたが、本当に起こすべきである「なんらかの変化」とは、いったい何でしょう?
あなたが、真剣に判断して、確実に起こしてあげなければならないはずです。
あなたが助けると決めたのだから、あなたは助かります。
なのに、助けることができないのだとすれば、理由は一つです。
「自分を助けるために、何でもやってあげよう」とする気持ちが、足りないこと。
「自分」のために、「できることをしてあげよう」とする気持ちを保つことができなければ、変化を加えてあげることなど、できないままになってしまいます。
だから、ちゃんと、助けてあげようとしてください。
「助けるほうの自分」になるということは、あなたがこれまでできずにいた、重い腰を上げてあげるということです。
これまで、いろいろな理由をつけてできずにいたこと・やろうとしていなかったことに、きちんと手をつけ始めるということ。
「立ち止まってしまう自分」を見つけたら、あなたは必ず、前に進めてあげようとしてください。
次項で詳しく説明していきましょう。