あなたが「いい気分」になれないようなことを、自ら考えようとする必要はありません。
ただ臭いものにフタをするように「考えないようにしましょう」ということではなく、
考えてもあなたが「気分」を悪くしているだけの状態なのだとすれば、あなたはそのとき、考えないほうがよっぽどマシなことを考えているに過ぎない、ということなのです。
とにかくその「思考」は、違う。
あなたの問題や悩みについて、あなたは解決しようと考え、いろいろと「思考」を重ねていることでしょう。
しかしこれまでに学んできたように、もしもその「思考」をしながら嫌な「気分」を味わっているならば、そこであなたが理解するべきことは、その「思考」はあなたにとっての問題解決に近づけるような考えではない ということです。
違うということはわかったとしても、どうすればいいのかは、まだわかっていませんね。
だけど、とにかくその「思考」は違うのだということを、理解しましょう。
違うとわかっている「思考」にいつまでも取り組もうとしても無駄であり、どうすればいいのかまだわかっていないとあなたが理解できているならば、
そのことについては「いまは考えない」という選択をする必要があるのではないでしょうか。
「いや、実はこの思考は正しいのかもしれない」と何度考えても、無駄なことです。
「そうはいっても、こう考えるしかないのだから・・・」などと考えれば、苦しむばかりです。
本当に解決に向かうための「思考」というのは、その「思考」ではありません。
あなたが「いい気分」になれないのならば、その「思考」はあなたにとって、不要な「思考」なのです。
不要な「思考」とは、あなた自身が「望んでいないこと」についての「思考」のことです。
例えば、過去にあった不愉快な出来事について後悔や怒りを感じたり、まだどうなるかわからない未来のことについて心配や恐れを感じたり、あなたが望んでいることが叶わないのではないかと疑ったりするような「思考」のことです。
あなたが何かを「できない」「してはいけない」「だめだ」と否定しているようなこと、あなた以外の誰かがあなたが望むように「してくれない」と憤りを感じること、誰かに言われて引っかかっていることを繰り返し考えているような「思考」のことです。
あなたが「望んでいないこと」を考えているときは、あなたの「気分」が悪くなります。
不安や怒りや憎しみなどを感じる「思考」を続ければ、あなた自身が有害な病やストレスによる弊害に苦しんでいくことになり得るということを、覚えておいてください。
不要な「思考」について、「考えないようにしよう」としたり「忘れよう」と努力しようとすればますます気になってしまってうまくいきませんから、「いまは考えない」という選択が正しいことはとても多いものです。
普段の生活の中で「瞑想」をする習慣を取り入れると、このように不要な「思考」を棚上げすることに上達し、頭の中をシンプルにしていくために非常に役立ちます。
(心身ともにリラックス!人生を変える「瞑想」をしよう 参照)
「いまは考えない」ということは、「あきらめる」ということではありません。
あなたが本当に求めている答えを得ること、そして本当に望んでいるものを手に入れることに、急ぎ過ぎてはうまくいかないのです。
次項で詳しく説明していきましょう。