ネガティブを感じている最中に、「いい気分」に戻らなければいけないと、もがく必要などはありません。
大切なのは、ネガティブを感じている最中にも、自分はその気になれば「いい気分」に戻れるのだということを、理解していることです。
このページを読むと、いい気分になれる新しい思考の習慣を身につけることができるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それから、「本当に何もしなくていいのか、それとも何かをしたほうがいいのかという判断は?」ということについても・・・知りたいですよね。
そういったことは普通ではわからないと思いますので、この講座ではスピリチュアルな見解についてもお話させていただきます。
なぜそういったお話ができるのか・・・秋元ユキが通訳することのできるスピリチュアルな存在(スピさまと呼んでます)とのエピソードはこちら
私は2009年から、スピリチュアルなお悩み相談のお仕事をしています。
何もしなければ、やがて雨はやむ
普段の生活の中で、ネガティブな「思考」にとらわれてしまったとしても・・・大丈夫。
ネガティブを撲滅する必要など、ありません。
「ネガティブな思考をしてしまったときに、自分がどうすればいいのか知っている」ということ。
それが、新しい思考の習慣と言えるのです。
この講座でお話してきた内容を、普段から忘れないようにしてみてください。
そうすると、これまでは、いつもネガティブな反応をしてきたことについて、これからも同じように考えて自分をわざわざ嫌な気分にさせる必要はない ということが、だんだんとわかってくるはずです。
たとえば、「Aに問題がある。」という「思考」にとらわれてしまったとき、これまでの古い習慣をもつあなたなら、
●「以前からAについては困っている。」
●「Aについて改善するためにはどうすればいいだろう?」
●「Aが存在する限り、問題は解決しない。」
●「ああ、Aのせいでこんなに気分を害されているなんて、酷い話だ」
といった具合に、ネガティブな「思考」を膨らませていき、「気分」の悪さをエスカレートさせていくことを繰り返していたかもしれません。
しかし、普段から、「いい気分」になろうとすることを「思い出す」という新しい習慣がついてくれば、
●「いまの自分はネガティブな思考にとらわれている。これは古い習慣だ。」
●「最近よく気づけるようになっている。しかも早い段階でわかってはいる。」
●「このまま考え続けても、もっと気分が悪くなるだけで解決しないんだ。」
●「いい気分になりたい。ええと、どうすればいい気分になれるんだっけ・・・」
というふうに、ネガティブの最中にも、自分の「思考」の状態を客観的に眺めることができるようになるでしょう。
そのとき、ネガティブの原因は「A」にあるように見えますが、実は「A」が原因なのではありません。
これは、「A」にこだわってしまう、あなたのほうにある問題なのです。
自分を客観的に見るようにして、自分自身がネガティブをエスカレートさせようとしている・・・と気づくようにしましょう。
ネガティブな最中に、そこまで気づいたなら、深呼吸。
そのネガティブな「思考」にまつわるすべての「思考」について、いまの自分は歪んだものの考え方しかできなくなっているのではないか・・・と理解してみてください。
ちょうどそのときに、
自分の頭の中でいま、「ただ、雨が降っている」のだと考えてみましょう。
「思考の雨雲」をイメージしてみる
ネガティブな「思考」が雨雲となり、あなたの頭に雨を降らせている様子を、イメージしてみてください。
実際に雨が降ってきたとき、あなたは、雨雲をどうにかしようともがいたりしないはずです。
雨はこのまま降り続けるだろうと、嘆いたりすることはないはずです。
一生ぬかるみの地面を歩くことになる・・・と、心配したりしないはずです。
いつやむのだろうとイラついて空をにらみつけることも、雨がやむまでは何もできないと判断して、人生を放棄することもないでしょう。
放っておけば、雨はやみます。
ネガティブな最中に最も必要なことは、
自分はこの困った「思考」に対して、何もしないと決めること。
まずは頭の中を空っぽにして、ネガティブな「思考」が頭の中を通り過ぎるのを待ちましょう。
しばらくは頭の中に雨雲が生まれ続け、次々と流れてくるのを感じるでしょうが、それをどうにかしようとするのをやめてください。
あなたがそうして雨宿りしようとすれば、雨はあなたを濡らして苦しめることができなくなります。
また「いい気分」になれる時が来ると信じて、ネガティブな「思考」という雨雲が流れ去るのを待つことにしましょう。

YouTube動画でも解説しています
いい気分ドットコムのYouTube動画で、より詳しく解説しています。
【動画目次】
00:00 見どころ&オープニング説明
02:30 何もしなければやがて雨はやむ
06:16 コントロール癖には注意が必要
10:35 何もしなくていいかどうかの判断は?
コントロール癖には注意が必要
ネガティブな思考をしてしまいがちな時というのは、体調が悪かったり、嫌なことがあったり、あまり良い状況じゃなかったり・・・そういう条件があることが多いと思います。
ですからあまりどしゃぶりの雨の中を、無理に進もうとするのはやめましょう。
少し休んで、雨が小降りになるまでしばらく様子をみましょう。
少しペースダウンし、自分を癒す時間をつくりましょう。
ゆっくりと身体を休めて、おいしいものを食べ、よく眠ることにしましょう。
そうして「ただ、雨が降っているだけ」というふうに軽いことだと考えられないようなときには、注意が必要です。
とにかく怒ったり嘆いたり、大騒ぎしてしまう習慣がある方は、「コントロール癖」に苦しんでいる可能性があります。
あんまりすぐに反応してるから、物事がうまく運んでいない可能性があるのです。
例えば車に乗っているとして、あなたはあまり道に詳しくないとします。
だけど、コントロール癖がある人はなぜか「自分が運転しなければならない」と思い込んでいるので、当然のようにハンドルを握ってしまいます。
そうなると、一緒に乗ってる人がものすごく道に詳しい人だったりすることだってあるのに、あなたがハンドル握っているために何も言えない・他の人が操縦できる環境になってない・・・ということが起こります。
あなたがハンドルから手を離せば、操縦しようとしなければ、うまく物事が運ぶ可能性があるということです。
そのように、あなたが何もしなければいいのに、何か余計なことをしているのかもしれないという可能性も、考えてみてください。
得意ではないことを、やらなければならないと思い込んで、やろうとして文句ばかり言っていたり・・・そういうことはありませんか?
自分にはコントロール癖がある・・・と思うなら、「何もしなければどうなるかを見てみる」ということを試してみてくださいね。
本当に何もしなくていいかどうかの判断は?
スピリチュアルな見解によると、
何かしないといけない時・しないほうがいい時の判断というのは「あなたができることなのかどうか」という判断になるそうです。
あなたが何かをするのか・あなた以外の人が何かをするのか・・・という判断とのこと。
とにかく何をおいても自分がしたいと思ったことは早く進めたほうがいいのですが、あなた以外の人が何かをする必要がある場合には、あなたは極力何もしないほうがいい・・・そうです。
どうしても誰かの協力が必要な場合は、協力してくれない人に働きかけるのはやめて、協力してくれる他の人を早く探すようにしてみましょう。
いい気分ドットコムのYouTubeでは、動画の後半で、スピリチュアルな見解についてもっと詳しくお話しています。
自分自身のネガティブな「思考」の影響を受けずにいられる・・・ということがわかったなら、あなたの心の奥の「感情」があなたに何を訴えようとしているのかということを、きちんと理解していきましょう。
次項で詳しく説明していきます。