あなたにはいま、「うまくいっていない」と感じることがありますか?
あなたはそんなとき、あなたの世界に対する反応を、『ひっくり返してみる』必要があります。
あなたにとってうまくいかないことを、うまくいかせたいならば、そのさかさまにしか答えはないからです。
「現在とは真逆」のことを、やってみる。
あなたにとっていま、「何がさかさまであるのか」ということについては、あなた自身がよく理解しようとしてみなければなりません。
あなたが「うまくいかない」と判断をしていることについては、あなたの取り組み方・考え方・姿勢や、やり方のどこかに誤りがある可能性が高いのです。
多くの場合、現在のやり方がうまくいかないのならば、試してみるべきは「現在とは真逆のやり方」であると言えます。
その「気づき」が得られれば、あなたの問題は「解決する」のではなく、「消滅する」ことになるかもしれません。
「あなたの場合、何がうまくいっていないと思うのか」を書き出し、「それに対して現在おこなっていること」を並べ、『ひっくり返してみる』という方法を、試してみてください。
これによって、うまくいくヒントが見つかる可能性は、とても高いのです。
また、あなたが「うまくいっていない」と判断していることは、あなたが「うまくいっていない」と判断するから、そうなっているということはありませんか?
だとしたら、あなたは「そうではない反応」をしてみようとしてみなければならないのです。
例えば、あなたにとって辛い(つらい)ことをよろこび、どうにも困っていることをまるでこの状況こそが最高だと受けとめ、お手上げだと思っていることにこそ挑戦してみるといった態度により、あなたはまさにこのアドバイスが真実であったと思うようなことを体験するかもしれないのです。
そんな馬鹿げたやり方で、あなたが欲しかった世界が手に入るということが、あなたにはとても信じられないかもしれません。
だけど、試してみなければわからないと思いませんか?
いままでのやり方では「うまくいかない」のですから、ともかくは「いままでとはまったく違うことをやってみる」という姿勢が大切 になるはずです。
例えば、こういうことも言えます。
あなたはいま、どのようにすればあなたが真の幸福を獲得できるのか、というその方法論を「まだ理解できていない」として、この文章を読まれているでしょうか?
もしもそうであるならば、そのさかさま、つまり「本当はもう、自分が幸せになる方法など、とっくに理解することができている」というふうに、その判断を『ひっくり返してみる』ことをおすすめします。
そうしなければ、あなたはさらなる答えを待って足踏みしてしまったり、「まだわからない」と判断しながら、この文章を読み進めるだけになってしまうからです。
あなたは、あなたがこれまで信じてきたことこそが、偽りのないものであると判断しているかもしれません。
しかしもしも、「それこそが偽りの世界」であったとするならば、どうするのでしょう?
何かが「うまくいっていない」のならば、現在それについてあなたが知っていることは、大して役に立っていません。
なのに、どうにもうまくいかないことを続けていくことが、あなたにとってそれほど重要なことでしょうか?
『ひっくり返してみる』ということは、これまであなたがおこなってきた方法が間違っているのではないかと、一旦考えてみるということです。
いまのやり方・考え方でおこなっていることが、あなたのためになっていないということを、本当の意味で理解するということなのです。
このことがきちんと理解できたなら、あなたのできることを、始めてみましょう。
できることを始めるということは、あなたが「望んでいること」に、きちんと手をつけ始めるということです。
次項で詳しく説明していきましょう。