あなたは、あなたについての最高責任者であり、あなたの「思考」を司り、あなたを動かしています。
あなたが何を考え、何をおこなうかについて、あなたは、そのすべてを決定する権限をもっています。
あなたの「方針」を、確認してみよう。
あなたについての権限があなたにあるということを、あなたがしっかりと自覚しているのかどうか、確認してみてください。
あなたは、「思考」を司ることにより、あなたを動かしているのだと考えてみましょう。
あなたが担当している「あなた自身」を、あなたはどのような方針をもって、動かしているのでしょうか。
物事を考える『判断基準』については、どのような方針をもってますか?
物事を考える『優先順位』については、どのような方針をもってますか?
あなたが、ネガティブを感じているときや、何を必要としているのかがわからないとき、あなたは「思考」に対して、どのような方針をもって指令を出すのでしょう。
まずは、あなたなりの「方針」について確認してみましょう。
自分の「思考」に対する方針など決めていないという場合には、「方針がない」というのが、いまのあなたの「方針」です。
あなたが「思考」をうまく働かせることができていないと感じるとき、あなたは、その方針を変更する必要をもっています。
「思考」は、その考えを変えるのに、あなたの承認を必要としています。
承認を得られたならば、あなたの「思考」は、より良い方向に向かって前進することに、ためらいをもつ必要を、なくすことができるかもしれません。
(「考え方のクセ」を変える 参照)
あなたの「思考」に対する方針に、疑問をもつべき部分が見つかるならば、あなたの権限により、方針変更の決定を行使するべきなのです。
あなたにおいて、あなたこそがその権限をもつ最高責任者であり、最高権カ者であるという事実を、忘れないでください。
「なんだかわからないけれど、ネガティブな思考がやめられない」という状態を許容する方針を続けているのだとすれば、それを制止・変更することができるのは、あなただけです。
方針の変更を行使するために必要なことがあると思うのなら、その条件をそろえることにし、あなたの「思考」には、より良い働き方をしてもらえるよう尽力しましょう。
「思考を働かせる」ということを、やめることができない以上、あなたにできることは、「働かせる内容を検討する」ということしかありません。
次項で詳しく説明していきましょう。