あなたは、「あなたらしくある」ことでしか、幸せを感じることができません。
あなたらしくない行動をとりながら、あなたの幸せを求めるなんて、そんな矛盾したことはできません。
「あなたにしかできないこと」というものがあるはずです。
あなたが探し求めるべきなのはそれであり、あなたでなければ、あなたの夢を叶えることはできないのです。
「あなたらしくある」ということ。
「自分の夢が何であるのかわからない」という状態は、あなたが、あなたらしくないことからそうなっていると言えます。
あなたが、もっと自分の夢を追うということ。
あなたが、もっとあなたの意思をもつということ。
そういったことが、中心になっていないということです。
あなたのよろこびにあふれた人生を歩むために、いま何が必要であるのかということを、よく考えてみてください。
あなたが「正しいことをしよう」としても意味はなく、前例に習っても意味はありません。
多くの人は、幼い頃から植えられた考え・習慣・知識に影響されていて、深く自分の心を眺めることにはあまり慣れていません。
ですから、あなたがこれからどんな人生を期待するかと考えるときに、あなたらしくないようなことを期待するべきと考えていることに、気づいていないこともあります。
本来のあなたなら、望むことは他にあるにもかかわらず、心に植えられたある考えが、あなたらしくない考えを選ぼうとする傾向がある、ということです。
しかし、あなたらしくない考えが、たとえ世の中の誰をよろこばせたところで、あなたによろこびをもたらすことはありません。
なぜなら、それは「あなたらしくない」からです。
例えば、あなたの長所を人に語ってくださいと問われたとき、あなたならどのように答えるでしょうか。
あなたはずいぶんと取り繕うことを考え、自分の本音の考えを曲げるべきと考えはしないでしょうか・・・?
もしもあなたがすでに「あなたらしい」状態であるならば、その答えは、考えずともすでにそこにあるもの になっているはずです。
あなたの短所のことは、まるでそれが必要でないからこそ得意としないものだとか、あるいは短所と言えどもそれは長所に繋がっているのだというようなことが、すでにわかっているはずです。
ところが、あなたがあなたらしさを失い、あなたらしくない道を歩んでいるときには、あなたの短所があなたにまとわりつき、離れてくれないと感じる状態になることでしょう。
あなたの真の理解者というのは、あなた自身でしかありません。
あなたを「理解してくれる人」を、探し求める必要などないのです。
唯一無二の、あなたの道を歩んでいきましょう。
あなたが自分の考えを素直に語り、自分の長所と短所を認めていて、それから、あなたが好きなことを始めようとしていれば、誰もがあなたのことを、理解できるようになります。
なぜなら、あなたがそれを身をもって証明しているために、説明する必要など、もはやなくなるからです。
あなたはただ、あなたが普段から考えていることを語るでしょう。
「何を語ることで、自分を理解してもらおうか」と、悩む必要などないからです。
あなたが普通に語れば、なるほどと人は考え、あなたのことを理解したと、ただ感じることでしょう。
あなたが「あなたらしくない」ときというのは、例えばあなたがやりたくないことを、「しなければならない」と考えているときです。
次項で詳しく説明していきましょう。