瞑想とは、落ち着ける場所で静かに座り、「何も考えないようにする」こと。
瞑想にはさまざまな歴史や方法があり、「じっと座ってガマンをする」といった修行のようなイメージがあるかもしれませんが、実際は心身ともにリラックスした状態になれる、非常に気持ちの良い体験なのです。
多くを考え過ぎないために瞑想しよう
●瞑想の効果
瞑想には、下記のようにさまざまな肉体的・精神的な素晴らしい効果があると言われています。
・心身の健康が回復する
・熟睡できる
・悩みが減る
・仕事の効率が上がる
・脳の性能が良くなる
瞑想を始めたことで、何を試しても治らなかった病や不眠症が快方へ向かったという体験や、ストレスや悩みが軽減されたという体験をした人がいます。
瞑想が上達することにより、明るく穏やかな精神を保つことができるようになりますので、「あれこれ余計なことを考えてしまう」という人にも、おすすめです。
この記事の参考文献はこちら↓
また、スピリチュアルの観点からも推奨されており、ネガティブな思考を取り除き、ハイヤーセルフにつながるためのテクニックであるとも言われています。
どのような効果を求めておこなうのかはあなた次第ですが、
「何も考えないようにする」というのは、人間にとって一時的な状態であるため、「瞑想」はそれ自体にのめり込むべきものではない・・・と私は思っています。
考え過ぎないようにするため・集中力を高めるため・頭の働きを良くするため・心を穏やかにするためなど、現実に何かを効率良くおこなうための手段として取り入れることをおすすめ致します。
●瞑想の準備
起きている間はずっと働き続けているはずの頭の中を、空っぽにするという、不思議な体験を味わう準備を始めましょう。
落ち着いた環境で、15~20分程度おこないます。
タイマーをセットしておくと、安心して集中しやすくなります。
瞑想中に眠ってしまったり、邪魔が入ったりしないよう、時間帯や場所を選んでください。
朝起きたときや、夜眠る前の習慣にするのもいいと思います。
「何も考えないように」するために、急ぎの用事や、トイレは先にすませておきましょう。
●瞑想の開始
楽な服装で静かな場所に座り、目を閉じリラックスします。
あぐらをかいても、椅子に座ってもかまいません。
「これから瞑想するぞ」と決意し、なるべく身体を動かさないでいられるよう姿勢を整えます。
肩や胸を動かさないよう、ゆっくりと鼻でおなかの奥まで息を吸って、静かに鼻から吐き出します。
まずは自分の呼吸に、集中してみましょう。
息を吸うたびに「息が身体の中に入ってきた」そして吐くたびに「息が身体から出て行った」というふうに、心の中で実況中継を繰り返します。
これは、あまり重要でないことに意識を集中させることによって、頭の中に浮かんでくる「雑念」を際立たせるためにおこないます。
呼吸の数をひとつふたつと数えてもかまいませんし、マントラ(あまり意味をもたない音のつながり)を唱えても効果的です。
そうしていると、すぐにあれやこれやとさまざまな「思考」が浮かんできます。
瞑想中に浮かんでくる「思考」はどんなものであれ「雑念」とみなします。
「何も考えないようにする」ために、普段と同じように頭の中に浮かんでくる「思考」を、次々と手放していかなければなりません。
しかし、「考えないようにしよう」とするとうまくいきませんから、「いまは瞑想中だから、あとで考えることにしよう。」とその考えを棚上げし、再び呼吸に集中するという作業を繰り返します。
あらゆる「雑念」が繰り返しあなたの頭の中に現れてくるでしょうが、あなたは次々とそれらを棚上げできるようになることに上達してください。
どんな「思考」があなたの気を引こうとしようとも、それについて考えないこと。
「いまは瞑想中だから、あとで。」と意思をもって無関心になり、集中しましょう。
この作業を繰り返しているうちに、浮かんでくる「雑念」がなくなり、頭の中がシーンとしたとても静かな、非常に深い意識状態に入ることができます。
瞑想は、この「雑念」が消えてなくなっている段階に入ることが目標です。
瞑想に上達すれば、この段階に入れるまでの時間が短くなります。
うまく集中できれば、不思議な感覚とともにあっという間に時間が過ぎ、タイマーが鳴り響いていることに驚くことでしょう。
慣れてくると、どこででもこの要領で集中し、リラックスできるようになります。
私は、目のマッサージをするついでに瞑想したりしています(笑)
最高に気持ちの良い時間になりますよ。
ルールはありませんので、瞑想は自由に楽しみましょう。
ぜひ上達し、さまざまな効果を実感してください。